植物動物界

植物動物界

ジオラマ「サハリン東部の山々。山頂の岩の植物」はユニークな展示物です。1941年、樺太庁博物館のために、Nishio Biological Models Co. Ltd 社(京都)を設立した西尾ソウジロウという日本専門家により製作されました。2009年8月、北方圏・北海道博物国際協会の協力を得て、当社の修復者はジオラムの復習を行いました。現在、復習されたジオラムは、サハリン州博物館の展示会を飾っています。

陸生哺乳類

サハリン島・クリル列島の孤立、南北に引かれている状態、山の地形、火山活動、太平洋の影響など、全てが比較的に面積の少ない島々における植動物界の発展の多様な環境を作りました。

島々の自然は、北方のオホーツク植物相と南方の満州植物相がよく調和するユニークな風景を作り出しました。タイガ動物相の典型的な鳥獣とともに、好熱鳥獣の両生類、爬虫類、鳥及び亜熱帯の甲虫類やチョウ目さえ生息しています。サハリンには、人の手に全く触れられていない、もしくは少しだけ変化させられた自然地域があり、またクリル列島では、島丸ごとがそういう環境にあります。この原生状態のままの自然コーナーは、絶滅危惧種を保存する所です。

展示は、サハリンとクリル列島における動物相の多様性及び人間活動の結果として絶滅した種類を紹介しています。

地球歴史にとって短い期間(約250年間)で、島々の動物相が縮小しました。サハリン南部における新石器時代の遺跡で、猪と鹿の骨が見つかりました。その時以来、この動物はここでもう生息しませんでした。150年ぐらい前、サハリンでヘラジカとアカシカが絶滅させられました(現在、順応しています)。1945年現在、サハリン南部は、集約的な森林伐採の結果、クロテン(後、種類が復興した)と幾つかのタイガ種類の鳥が絶滅しました。50年代初頭現在、サハリンにおいて、集約的な狩猟の結果、タヌキが絶滅しました(後、種類が復興した)。18世紀初頭現在、アトロソワ島におけるアルガリ、20世紀初頭現在、パラムシル島とスムシュ島と国後島における狼、国後島におけるユーラシアカワウソが絶滅させられ、1945年現在、シュムシュ島におけるヒグマが絶滅させられました。島々の動物相がもっと絶滅しやすいと覚えておかないといけません。領域が限られ、孤立していることから、島々では狩猟や開墾の結果として、鳥獣の絶滅が発生しやすいです。

ヒグマ – Ursus arctos

現在、サハリン州において、哺乳類が90種類数えられ、その内の56種類が陸に生息します。

当展示のジオラムの一つは、サハリン島のタイガ(針葉樹林)とそこに生息する典型的な鳥獣を紹介します。その中に島で最も珍しい獣である大山猫(Felis lynx)が目立ちます。

このジオラムには、山のタイガ、タイガの川と川岸に生息する典型的な哺乳類の体系的なコレクションが入っています。ヒグマ(Ursus arctos)は、サハリン、クリル列島南部(国後島、択捉島)とクリル列島北部(パラムシル島)における最大で、かなり数多い獣です。ジャコウジカ(Moschus moschiferus)は、サハリンにおいては珍しい有蹄類の獣で、レッドリストに掲載されたサハリンのジャコウジカ亜種(M. m. sachalinensis)に代表されています。赤狐(Vulpes vulpes)はイヌ科(Canidae)で、サハリン州の全島における数多い種類です。展示は、イタチ科(Mustelidae)、ウサギ科(Leporidae)、ネズミ目(Rodentia)を紹介します。イタチ科(Mustelidae)は、森林において普通であるクロテン(Martes zibellina)、川に生息するユーラシアカワウソ(Lutra lutra)、珍しいクズリ(Gulo gulo)、数少ないオコジョ(Mustela erminea)とイイズナ(Mustela nivalis)により代表されます。ウサギ科(Leporidae)は、ユキウサギ(Lepus timidus)により代表されます。ネズミ目(Rodentia)は、リス(Sciurus vulgaris)とシベリアシマリス(Tamias sibiricus)により代表されます。

オオカミ(Canis lupus)の剥製も展示されています。実は、オオカミはサハリン固有の肉食動物ではありませんが、本剥製は1955年にサハリン北部で捕獲されたオオカミから作られたものです。この事実は、サハリンが島であるのに、冬季、大陸からネヴェリスコイ海峡の氷上を経て新しい種類が移動してくること可能性を示します。海峡の幅は僅か7.5キロです。昔、大陸からサハリン島に虎と大山猫が移動することがあったと分かっています。又は、北海道からクリル列島南部に狐とタヌキが移動し、カムチャツカ半島からパラムシル島に北極狐が移動することもありました。

「トナカイ」という展示物もあります。トナカイ(Rangifer tarandus)は、サハリン北部だけにあるツンドラのような風景に生息する典型的な動物です。

クロテン – Martes zibellina

1916年からサハリンとクリル列島における狩猟向けの鳥獣の補足を目的とし、哺乳類の順応が始まりました。大陸からタヌキ(Nuctereutes procyonoides)及びニホンイタチ(Mustela sibirica itatsi)、アメリカミンク(Mustela vison)とマスクラット(Ondatra zibethica)などの水に生息する動物を含め、9種類の哺乳類が島に移入され、順応させられました。

島々に川や沼がたくさんあるので、水に生息する動物は広く分布しました。

上記の動物のほかに、サハリンには、アカシカ(Cervus elaphus)、ヘラジカ(Alces alces)が順応させられ、クリル列島北部には、コマンドルスキー諸島の北極狐(Alopex lagopus semenovi)とユキウサギ(Lepus timidus)、クリル列島南部には、ヨーロッパミンク(Mustela lutriola)とアメリカミンクが順応させられました。

もともと島々に生息する動物の分布も行われていました。クロテンはサハリン南部とモネロン島に分布しました。トナカイ(Rangifer tarandus)は、サハリンからシムシル島に移住されましたが、その順応は失敗しました。

サハリンのジャコウジカ – Moschus moschiferus sachalinensis

複雑な地形や多様な風景は、サハリンとクリル列島で、多い動物種類にとって恵まれた環境を作っています。同時に、生息環境の違いは、生態学上における哺乳類の数と生態系の違いの原因となります。全体として、サハリン北部の動物相は島に近接する大陸の動物相と共通し、クリル列島北部の動物相はカムチャツカ半島の動物相と共通します。サハリン南部とクリル列島南部の動物相は北海道の動物相に似ています。

マスクラット – Ondatra zibethica

海と海岸の動物界

当館の展示場の一つは、海と海岸に生息する哺乳類を紹介します。サハリン州の陸を洗う海には、哺乳類が34種がいて、クジラ目が25種(イルカが12種、クジラが13種)が生息します。クジラ目の11種はレッドリストに掲載されています。展示物の中に、現代の歯鯨とヒゲクジラの骸骨の部分があります。

「ラッコ」と題する生物学グループは、クリル列島の海岸に生息する珍しいラッコ(Enhydra lutris)を紹介します。この獣は、品質の高い毛皮で世界で知られています。20世紀初頭現在、ラッコは絶滅の危機にいました。その獣の狩猟は1911年から禁じられ、現在、ラッコはレッドリストに掲載されています。

ショーウインドーには、海面動物、軟体動物、甲殻類、棘皮動物などの無脊椎動物が展示されています。ここには、オホーツク海と日本海北部に生息する魚類も展示されています。太平洋サーモン(Oncorhynchus)を含める漁獲魚とシロシュモクザメ(Sphyrna zygaena)、マンボウ(Mola mola)、ホテイウオ(Aptocyclus ventricosus)、トラフグ(Fugu rubripes)、イヌゴチ(Percis japonicus)のようなエキゾチックな魚類も見ることができます。

オホーツク海の大陸棚に生息する種類

両生類と爬虫類

ここでサハリン州に生息する両生類(Amphibia)と爬虫類(Reptilia)のコレクションが展示されています。

両生類は水中にも陸上にも生息できる不思議な動物です。両生類のコレクションの中に、サハリンとクリル列島における無尾目と有尾目の全種類の標本があります。無尾目(Anura)と言えば、島々に蛙が4種類生息します。最も大きい蛙であるヨーロッパヒキガエルとシベリア蛙(Rana amurensis)はサハリン島だけに分布しています。サハリンの全域とクリル列島南部の国後島、色丹島と小クリル列島(パロンスキー島、ゼリョーヌイ島、ユーリ島、タンフィーリエワ島とアヌーチナ島)には、極東蛙(Rana chensinensis)がいます。サハリン南西部の森林と国後島には、植物の上に生息する好熱のニホンアマガエル(Hyla japonica)がいます。

両生類・有尾目(Caudata)は、キタサンショウウオ(Hynobius keyserlingii)という一つだけの種により代表されます。この動物は、サハリンとクリル列島(パラムシル島、シュムシュ島と国後島)に分布しています。
爬虫類のコレクションでは、サハリンに生息する動物の全ての種類、またクリル列島南部に生息する動物の種類の一部が展示されています。

カモチカナヘビ(Lacerta vivipara)とヨーロッパクサリヘビ(Vipera berus)はサハリンだけにいます。ヨーロッパクサリヘビは有毒蛇で、山腹や海岸で集まります。カモチカナヘビは広葉樹林と針葉樹林、畑や庭にさえ、どこにでも見ることができます。

クリル列島南部の国後島の森林にアオダイショウ(Elaphe climacophora)と珍しいニホントカゲ(Eumeces latiscutatus)がいます。国後島のニホントカゲは全部で3種類です。温かい場所を好み、温泉の近くに生息することが多いです。又は、火山の山腹にも生息します。当館にニホントカゲとアオダイショウの標本が展示されています。

クリル列島南部が面している宗谷海流の温水に亜熱帯・熱帯の海に生息する動物がめったにいませんが、1966年8月20日、ユジノクリーリスキー海峡でオサガメ(Dermochelys coriacea)が釣られ、現在、そのオサガメの剥製は当館で展示されています。

鳥類

サハリン州に鳥類は370種以上いると分かっています。その中の105種はサハリン州レッドリストに掲載されており、ロシアに生息する動物の中でも珍しいものです。珍しい鳥類のコレクションの中に、マナジル(Grus vipio)、コウノトリ(Ciconia boyciana)とナベコウ(Ciconia nigra)、タカ科(Accipitridae):オジロワシ(Haliaeetus albicilla)とオオワシ(Haliaeetus pelagicus)、ハヤブサ属:隼(Falco peregrinus)とシロハヤブサ(Falco gyrfalco)、カモ科(Anatidae):オシドリ(Aix galericulata)、チドリ科(Charadriidae):オオジシキ(Gallinago hardwiclcii)とアオシギ(Gallinago solitaria)、ハト科(Columbidae):アオバト(Sphenurus sieboldii)が展示されています。

水鳥の多くが島々に生息しています。ウ科(Phalacrocoracidae)、カモメ科(Laridae)、ウミスズメ科(Alcidae)のような海鳥は海岸の岩で集団繁殖をします。このコロニーの鳥の数は、幾つかのカップルから数十万羽まで至ることがあります。展示されている地図は、島々における20箇所以上の大きい集団繁殖地の所在地を示しています。

海の湾とその海岸に、鳥が渡りする春と秋、白鳥(Cygnus cygnus)、カモ科(Anatidae)とチドリ科(Charadriidae)の様々な種類がたくさん見えます。

海岸に一年中、タカ科のオジロワシとオオワシやカラス属のハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)、ハシボソガラス(Corvus corone)とワタリガラス(Corvus corax)が生息します。

シロフクロウ(Nystea scandiaca)とシロハヤブサ(Falco gyrfalco)が越冬のために島々に飛来し、海岸に生息します。

ツンドラの典型的な鳥であるカラフトライチョウ(Lagopus lagopus)はサハリン北部のツンドラのような風景とサハリン北部・中部のカラマツ疎林に生息します。展示には、「春季・冬季の羽のカラフトライチョウ」と題する生物グループがあります。

森林鳥の中でキツツキ目(Piciformes)とスズメ目(Passeriformes)が最も数多く、キジ目が数少ないです。展示は、エゾライチョウ(Tetrastes bonasia)、ヨーロッパオオライチョウ(Tetrao parvirostris)、カラフトライチョウ(Lagopus lagopus)、クマゲラ(Dryocopus martius)、ヤマゲラ(Picus canus)、アカゲラ(Dendrocopos major)、コアカゲラ(Dendrocopos minor)、コゲラ(Dendrocopos kizuki)、ミユビゲラ(Picoides tridactylus)(キツツキ科は年間を通して島の森林に生息する留鳥である)、ゴジュウカラ(Sitta europaea)、シジュウカラ(Paridae)、イスカ(Loxia curvirostra)、ギンザンマシコ(Pinicola enucleator)、キレンジャク(Bombycilla garrulus)、ウソ(Pyrrhula pyrrhula)、カケス(Garrulus glandarius)、ホシガラス(Nucifraga caryocatactes)、キバシリ(Certhia familiaris)などを紹介します。展示されている種類の中の70種類は島々で越冬します。

展示されているスズメ(Passer montanus)は村と町に生息する、最も数多い鳥です。

森林鳥のコレクションの中にアオバト(Sphenurus sieboldii)とマミジロキビタキ(Xanthopygia narcissina)という珍しい南方種類も展示されています。この鳥類はサハリン南部とクリル列島南部に生息します。

コレクションには、サハリンとクリル列島の川の凍らない場所で越冬するアオシギ(Gallinago solitaria)とカワガラス(Cinclus pallasii)も展示されています。

春の羽のカラフトライチョウ – Lagopus lagopus

 

博物館の展示

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二回
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サハリン島と千島列島の発見と開発
戦前時代。第二次世界大戦
ロシアの懲役徒刑地とされたサハリン







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